ヴァッラロム

ブルゴーニュ、トスカーナ、ドイツ、アメリカなど各地で経験を積み、独自の有機栽培によるワイン造りのスタイルを確立。

1963年祖父の代にワイン造りを初め、1998年に醸造学校や名醸造地でワイン造りを学んできたフィリィッポ スチェンツァと妻のバルバラによって自社生産のワイン造りをスタート。海抜250m、東向きの石灰、カルシウムとマグネシウムの複炭酸塩鉱物である白雲石(はくうんせき)土壌の絶好の条件下の8haのブドウ畑を所有。夫婦と息子の共同経営の自家栽培のぶどうのみを使ってワイン造りを行う小さなアジェンダです。森に囲まれたブドウ畑は、オーラ・デ・ガルダと呼ばれるガルダ湖からの穏やかな風の吹くミクロクリマを持ち、それにより特徴的なワインが生み出されています。白は18度の温度で発酵。赤は温度調整をせずに発酵を行っています。
フィリィッポ氏はサンミケーレ・オールアディジェの学校でブドウ栽培と醸造学を学んだ後、ブルゴーニュ・ボーヌ、トスカーナ、ドイツ、米国でワイン醸造の重要なポストを担った後、帰国。多くの経験のなかで彼はブルゴーニュワインに大きく傾倒し、また化学農薬を含まない環境にやさしいブドウ栽培に戻ることが最重要であることに気づきました。1999年から有機栽培に取り組み徐々に肥料を土壌の負担の少ないものに移行し、2004年からは肥料を銅と硫黄のみの使用。完全に有機栽培へと移行します。必要最低限の特別な年を除き、自然酵母による自然発酵を行っています。発酵タンクも細かく分け、ヴィンテージの個性を味わいに反映させることを心掛けています。近年ではヴィーガン認証も取得。ソーラーパネルを使用し自家発電に、ラベルは再生紙を使用し、ボトルも色合いは黒く見た目は悪くても薄いボトルに変更し、生産時や輸送時に排出されるCO2の量を削減するなどあらゆる事象に対して環境に配慮されています。環境に配慮しながらも品質への妥協は一切なく品質は年々向上しています。現在はブルゴーニュワインを凌ぐクオリティーを誇り、コスト・パフォーマンスの高さから評判は広く行き渡り、多くのワインラヴァーを虜にしています。

ファミリー

有機農業とアグリツーリズム

農家のあるヴァラロム有機農場は、歴史と文化が豊かなエリア、トレンティーノのヴァラガリーナにあります。

1962年以来、3代目となったScienzaが家族経営の会社を経営しています。建物は緑に囲まれ、森、ブドウ園、果樹、菜園、蜂の巣に囲まれています。

エリア全体は完全に有機栽培で、あるブドウ園と別のブドウ園の間には、耕作されていない地域もあります。これらの地域は、その地域に住む動物の生息地を尊重するために自然に任されています。同社はICEA認定を受けています。

自然を尊重する作品の選択は、フィリッポバーバラのライフスタイルの選択を表しています。そして、この選択は、リラックスして居心地の良い環境に命を吹き込む貧弱な回収材料を備えた農家内でも感じることができます。

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