バルバネーラ

アパッシメントによる凝縮

バルバネーラの特徴として、収量制限、新バリックの 導入といった力強いモダンなワインを造り出すところに ある。 その中で一番の工夫としては、葡萄のアパッシメント (陰干し作業)だろう。イタリア北部の、糖度の低い葡 萄に厚みを出す為に行われる製法で、アマローネやヴァ ルテッリーナ・スフォルツァ―トなどが有名である。 この製法を、元々糖度の高いポテンシャルのある葡萄 に対して行う事で、更なる濃縮感を得られる。 プリミティーヴォやサンジョヴェーゼに行う事で成功 した後、近年ではフィアーノなどの葡萄にも可能性を探 している。

<農園>

《ルカ・マローニの評価例》

ワイン名VTGルカ・マローニ評価

サンジョヴェーゼ ビアンコ Sangiovese Bianco 2021 96pt

キャンティ ゴヴェルノ Chianti Governo 2021 96pt

キャンティ リゼルヴァ Chianti Riserva 2018 96pt

シル パッソ Sir Passo Toscana Rosso 2021 98pt

ヴェッチャーノ Vecciano Toscana Rosso 2018 99pt

パッソーネ プリミティーヴォ Passone Primitivo 2021 98pt

ルカ・マローニ誌の高評価

辛口の評価で有名なルカ・マローニ・ベストワイン 年鑑は、「凝縮感」「バランス」「一貫性」の3項目 を各33点満点で採点をする為、最高得点は99点満点と なる。毎年、3万本以上のワインを試飲し、8千本近く に点数をつけ、評価している。 彼らのフラッグシップであるヴェッチャーノは、 2012年ヴィンテージから6年連続で99点満点を獲得中 の偉業を成し遂げている。 また2020年にはワイナリー・オブ・ザ・イヤーも獲 得するなど、目まぐるしい活躍をしている

ゴヴェルノ法 昔からキャンティの醸造方法として用いられていたゴ ヴェルノ法は、近年では見かけなくなった製法。 黒葡萄のサンジョヴェーゼを主原料にした赤ワインを アルコール醗酵させ、醗酵が落ち着く直前に、白葡萄な どを破砕した果汁を加える事で、再度醗酵を促す製法。 これを行う事で、醗酵による複雑味、深みを得られる と共に、フレッシュな酸も得る事ができる。通常、長期 感熟成をしないと飲みづらいワインも、より早い時期か ら楽しむ事ができるようになる製法である。 バルバネーラ社のゴヴェルノ法は、アパッシメントに よって得られた葡萄を加える方法で、キャンティを造り 出している

《ルカ・マローニのポイントメダル》
《ワイナリー・オブ・ザ・イヤー受賞》

ゴヴェルノ法

昔からキャンティの醸造方法として用いられていたゴ ヴェルノ法は、近年では見かけなくなった製法。 黒葡萄のサンジョヴェーゼを主原料にした赤ワインを アルコール醗酵させ、醗酵が落ち着く直前に、白葡萄な どを破砕した果汁を加える事で、再度醗酵を促す製法。 これを行う事で、醗酵による複雑味、深みを得られる と共に、フレッシュな酸も得る事ができる。通常、長期 感熟成をしないと飲みづらいワインも、より早い時期か ら楽しむ事ができるようになる製法である。 バルバネーラ社のゴヴェルノ法は、アパッシメントに よって得られた葡萄を加える方法で、キャンティを造り 出している