カンティーナ バルトーロ マスカレッロ

最新技術の否定、バリックの否定。畑の拡大も否定。自然の偉大さのみを表現。 バローロなどを醸造する小規模生産者ですが、イタリアでは誰でも知っていて、有名メーカーも尊敬しているトラディショナルな造り手。ワインの品質に関して は、トップ格の評価を受けています。発酵の温度管理をせず、まったくバリックを使用しない伝統的手法を採るこの様なメーカーは、今では片手で数えられる 程しか存在していません。毎日2回のルモンタージュ。セメントタンクにて温度調整無しに15~20日間発酵。3年間ボッテにて熟成。スーティラージュは2回 のみ。ブドウの出来の悪い年には徹底的に選果を行ないます。そのため生産量は少なくなります。2002年は不作でバローロは生産していません。現在は 娘のマリア テレーザさんがブドウ栽培から醸造までを担当していますが、バルトーロ氏のワイン造りに対する姿勢は、数多くの若い造り手に今もなお大きな影 響を与えています。新しいヴィンテージにはピエモンテのワイン法改定の為、畑名が表記できなくなりましたが、マスカレロのワインは何も変わってはいません。

醸造家の親子
農園の葡萄
農園風景
葡萄の木